ネタバレ 2015/01/29

【ホームランド/HOMELANDシーズン1第11~12話】のあらすじ【ネタバレ注意】

home1

%ホームランド/HOMELANDを観る

%第11話 信念と覚悟

紙煙草を燻らす洋品店の男。布に液体を塗り、金属の玉を敷き詰めて、爆弾を作っているようにも見える。

デイビッドは、16の政府機関がウォーカー捕獲に関する情報を得ていたとソルから報告を受ける。と同時に、彼の元には副大統領からの面会要請があった。

入院中のキャリーの面会に訪れたソルは、緑のペンは必要だと固執し騒いでいる彼女に遭遇する。パニックを起こしていた。「ウォーカーが殺すのが大統領一人で済むはずがない」と落ち着きを取り戻せない彼女をなだめようとするソル。そしてソルは気づく。彼女はあの爆撃で負った傷のほかに、何か重大な問題を抱えているのだと。

キャリーに対する疑問を、医師に聞くも誤魔化されてしまったソルは、医師と共に病室へと向かう。そこにいたのは、何かに取り憑かれたように「アブ・ナジールは緑。黄色から気味が悪い紫に近づいている」とソルに訴える彼女の姿だった。

キャリーの姉マギーは精神科医で、キャリーは双極性障害を患っているのだとソルに告げた。このことがバレるとキャリーの仕事に支障が出てしまうーそれが一番の問題だった。

副大統領ウォールデンと面会したデイビッドは、自分の大統領選に支障をきたさぬよう、ウォーカー捕獲とCIA職員の免職を命じられた。

ゲティスバーグに到着し、「これから何か大きなことが起こるが、ママを頼むぞ」とデイナに言ったブロディは、あの洋品店にいた。起爆装置のついたベストを試着し、起爆する方法を聞く。ブロディの顔は、悲壮な決意に満ちていた。

ベストを車に隠したところをデイナに見られてしまうもののダイナーに向かうと、そこで見知らぬ客に声をかけられる。皆が集まり、ブロディを支持するという。彼は英雄だった。

夜になり、キャリーの家に向かったソル。キャリーはベッドで横になっていた。こんなことになってすまないと言うソルに、彼女はまたしても繰り返した。「紫の時間が近づいている」。

夜が明け、自分の考えがソルに伝わったことを喜ぶキャリーの元に、父と姉が訪れた。仕事に戻りたいというキャリーは父に制止されてしまうものの、ブロディに一本の電話をかけ自宅で会う約束を取り付けた。メイクで負った傷を隠し、ブロディを待つキャリーの元を訪れたのは、ブロディからの連絡を受けたデイビッドだった。

ブロディが密告したのだ。自分との関係、監視カメラでの違法な捜査のこと、自分の病気のこと。「誰でもいいから免職を」というウォールデンの命に従うデイビッドにとって、キャリーは格好の的であった。

%第12話 決意の果てに

ブロディはビデオを撮影していた。イラクでの8年間のこと、自分は今もアメリカを愛する国民だということ。そして、今日の本当の敵は国内にあり、爆撃による82人もの子供の犠牲を隠蔽したのはアメリカの汚点であると。

ウォーカーは国務省の建物から2ブロック離れた場所に住む年女を人質に取り、彼女の自宅からある場所に狙いを定めていた。

眠れない夜、ブロディは祈りを捧げている所を娘のデイナに見られてしまう。初めて家族に自分がイスラム教に改宗したことを告げたが、ブロディは口外するなと念を押す。

国務省に向かっていたはずのソルは、黒塗りだらけの資料を持ってデイビッドの元へ駆け込んだ。持っていたのは、ソルの目に入るはずのない作戦に関するものだった。

息子と妻を見送ったブロディ。出馬宣言会場には行って欲しくないというデイナを振り切り、ベストを着用して会場に向かう。

同じ頃、デイビッドとウォールデンは車の中にいた。そして、デイビッドはウォールデンに報告した。ソルが資料を見つけたことを。ナジールの目的は復讐と考えているソルは、その理由を探していた。

会場にいたキャリーの前に現れたブロディ。「あの男のせいで自分は仕事を失った」と憤るキャリーの目前で、銃声が鳴り響いた。ウォールデンを狙っていたかに思われた銃弾がゲインズの背中を射止めた。悲鳴や怒号の入り混じる中、金属探知機をすり抜けるブロディ。この混乱の中で、金属探知機の音に構っている者はいない。

一部始終を見届けたキャリーは、「ウォーカーが獲物を外すはずがない、これは失敗ではなく、本当の目的のための布石だ」とソルに伝える。

ウォールデンの到着を待って、ブロディは密室の中で起爆装置に手をかけた。ナジールの言葉が蘇る。アイサを忘れるなー

しかし、爆発は起こらなかった。

起爆しなかったベストの不具合を直し、起爆する直前にかかってきた一本の電話。デイナからだった。無事で帰宅して欲しいと懇願する娘の声を聞いて、彼はついに目的を遂げることはできなかった。

自分が説得したデイナからの電話で、ブロディが自爆を思いとどまったことを知らないキャリー。デイナの通報で捕まるも保釈された彼女の目の前に現れたブロディに、自分と家族にこれ以上危害を加えないでくれと突き放されてしまう。

2年前の無人機による空爆に至るまでの経緯を収めた映像を見るソルとデイビッド。アイサを含む82人もの子供を殺した、あの空爆。この映像の中にはデイビッドも映っていた。彼はこの作戦に関わっていたのだ。

暗闇の中、ブロディとウォーカーが対峙する。なぜ自爆しなかったのかと怒りをあらわにするウォーカーに、ブロディは言った。「自分が死ななかったのは良い事だったかもしれない。自分がやらなくとも誰か別の人間がやるだろう。自分は今次期大統領のごく近くまで来たんだ。自分はもっと役に立つ」。

一部始終を電話で聞いていたナジールは、ブロディにウォーカーを殺させた。それは、ナジールへの変わらぬ忠誠の証でもあった。

短期記憶障害を起こしかねない電気ショック療法を受けようとするキャリーを、止めようと躍起になるソルだったが、最近の出来事は忘れたいものばかりだからと悲しげな笑顔を見せるキャリー。そしてソルはキャリーが正しかったことを告げた。そして、ナジールの目的は、彼の10歳の子供を殺した空爆を指揮したウォールデンへの復讐だったのだと。

麻酔によって眠りに落ちていくキャリーの脳裏に浮かぶのは、短くも濃密であったブロディと過ごしたキャビンでの時間と、アイサと叫ぶ声。ブロディは全て知っていたのだーそう気付いたキャリーだったが、ショック療法は始まってしまったのだった。

%感想

ベストを手に入れてからのブロディの動揺や焦りが見ている側にも伝わってきて、緊迫して息もつけない場面が多かった。ナジールが、愛する者を殺された側の自分たちをテロリスト扱いされた上に事実を捻じ曲げたアメリカに敵意を向けることは想像に難くない。自らの保身と野望のため、その事実に気づこうともしないウォールデンの愚かさ、そして捜査対象と知りながらブロディを愛してしまうキャリーをいいように使って突き放す彼の冷酷さ。数々の伏線が最後にひとつになったが、このシーズンではまだブロディが議員となるかはわからないので、これから彼と家族、そしてキャリーの行く末が気になるところである。もちろん、ナジールが打ってくるであろう次の一手も。

%ホームランド/HOMELANDを観る

合わせて読みたい記事