ネタバレ 2015/01/29

【ホームランド/HOMELANDシーズン1第5~6話】のあらすじ【ネタバレ注意】

home1

%ホームランド/HOMELANDを観る

%第5話 死角

父親の元を訪ねていたキャリーは、ガルベスからの電話で、CIAがブロディを拉致したテロリストのうちの唯一の生存者であった男の確保に成功したことを知る。空港でミラという女性を花束と共に迎えたソルだったが、キャリーと同じくCIAへと収集される。

シリア人のハミードという男。34歳でアブ・ナジールと同じ過激派組織に所属する彼に対する尋問をキャリーとソルに任せるというデイビッド。しかも、あのニコラス・ブロディを同席させろという。ブロディをアブ・ナジールの一味と信じているキャリーにとって、それは危険極まりないものとして抗議するも、未だ推測の域を過ぎない彼女の主張は、この決定を覆すには至らなかった。

ラングレー空軍基地では、デイビッドとソルの同席の下、ハミードの引き渡しが行われていた。何も知らない様子でガルベスによって郊外へと連れられていくブロディ。その行き先や目的は、彼に知らされることはなかった。

とある一軒家で彼を待ち受けていたのは、数日前に言葉を交わしたキャリー・マディソンであった。予測していなかったハミードとの再会に、ブロディの過去の記憶が蘇る。

別室で尋問に立ち会っているブロディから得た情報を使い、ハミードから情報を聞き出そうとするソルだったが、口を割らない彼に髪とペンを渡し、「自分の家族を愛しているなら」とだけ告げて部屋を出る。するとブロディは彼に会いたいと申し出るが断られ自宅へと戻る。

夜通し行われた爆音と強烈な光の照射による拷問に堪え兼ねたハミードは、与えられた紙に何かを書き出す。家族の話を持ち出して核心に近づこうとするキャリーとソルに屈してハミードが最後に書き記したものは、何者かのメールアドレスだったが、彼がこのアドレスの持ち主について口を割ることはなかった。

キャリーに一度は断られたものの、今度はデイビッドの元に赴いてハミードとの面会を懇願するブロディ。「8年もの間いたぶられ続けた自分、家族に嘘をついてまでCIAに協力した自分がハミードと対峙して過去を清算することは、海兵隊員として、そして男として当然」という強い主張にほだされ、デイビッドは彼とハミードとの面会を了承する。

ハミードが書き記したメールアドレスの解析を進めた結果、それはラキムのものであることが判明する。彼に対する疑いは晴れたと思い込んでいたキャリーとCIAにとっては、まさに寝耳に水だった。

デイビッドの許可を受け、対峙した二人の男。ぶり返す感情を淡々と言葉にしていくブロディは、飯を吹きかけられ激昂し掴み合いになる。取り押さえられたハミードがアラビア語で何かを叫ぶなか、感謝の言葉を述べて立ち去るブロディ。

ラキムがこの一件に関わっていたことを知り、ラキムの本当の居場所を突き止めたヴァージルらと共に彼の自宅周辺に張り込むキャリーは、ソルからの連絡でハミードが自害したことを知る。

自分たちCIAの監視の下にありながら、なぜカミソリで自害することが出来たのか?解せない謎を前に、ブロディが関わっていると確信するキャリー。ソルの許可を得て、ラキムの自宅を捜索するも、そこはすでにもぬけの殻となっていた。

空港でソルが迎えたミラはソルの妻であったが、彼は彼女との間に溝を抱えていた。任務に追われ、その溝を埋めることができずにいる彼の元に駆け込み、ブロディがハミードの自殺に関わったことを証明しようとするキャリーだったが、ソルの状況を知らないキャリーは自身の言動でソルを激怒させてしまう。

真相になかなか近づくことのできない苛立ちからか、自身の言動が招いたソルとの確執からか、それとも別の理由からかー泣き崩れて姉の元へ駆け込むキャリーのもどかしい気持ちは安らぐことはなかった。

%第6話 誠実な兵士

自分の目の届かないところで起きた ハミードの自殺の経緯を追うキャリー。ハミードの移送から尋問に至るまでに関わった全ての人間を嘘発見器にかけて調べたいという彼女の主張が受理された。そして、キャリーがリストアップした人間の中にはもちろんブロディの名も含まれていた。

一方ブロディは、自身の証言により死亡が確認されたトム・ウォーカーの追悼式のため、スピーチの原稿を作成していた。彼の心のうちは、まだ誰も知らない。

ガルベスとソルは、ラキムの購入した家の捜索にあたっていた。近所の女性に話を聞くと、ラキムはひとりではなかったことが判明する。一旦ラキムを捜査の対象から外していたCIAにとって、ラキムと一緒に潜伏していた女性が若い白人の女性と知り、デイビッドは驚きを隠せなかった。

ラキムとその女性は、たどり着いた一軒の家で束の間の休息を取るはずであったが、爆弾が仕掛けられていることに気づきその場を離れる。ふたりに安息の地はないと思わせるのには十分であった。

その女性ー裕福な家に生まれ、名門大を卒業したアイリーン・モーガンは、2005年にデモに参加して逮捕された経歴があった。CIAがアイリーンに肉薄していく中、一本の電話がキャリーを一軒のバーへと向かわせる。待っていたのはブロディであった。

その頃、モーテルの一室。動揺してアイリーンに詰め寄るラキム。警察へ自首しようと説得するも、彼女の反対を受け落ち着きを取り戻せないでいたラキムに浴びせられた銃弾。ラキムの最期だった。

計らずもキャリーと一夜を共にしたブロディ。その夜、彼は本来知ることがないはずの情報を手にしたのだった。

約束の時間にCIAで嘘発見器にかかるブロディに動揺は微塵も感じられなかった。ハミードの自殺も、自分と肌を重ねてジェシカを裏切った事実も、ブロディの動揺を促すものにはなっていないことに驚くキャリー。そして、それはキャリーにブロディがアルカイダの一員に転向したことを確信させるものだったが、「ジェシカを裏切ったことがあるか」とブロディに問うキャリーの質問の本意を訝しがるソルに、彼女は答えられなかった。

カメラ越しに笑みを浮かべるブロディは、何を思うのかー。

%感想

未だに多くを語らずも、自分の欲しい情報を巧みに手に入れるブロディは、アメリカにとって英雄なのかそれとも敵なのか?物語が中盤に差し掛かった今も、未だに彼の本心や使命が見えてこない。そして、リンの時と同様に何者かの襲撃に遭い犠牲となるラキムと、その死を前にしても「捕まるくらいなら死んだほうがマシ」と歩みを止めないアイリーン。彼女の存在が、「テロ=中東出身者によるもの」という今までのステレオタイプから、今の現実社会でも表面化しつつある「ホームグロウンテロリスト」が台頭してきていることを如実に現しているように思えた。ただ、キャリーが追うアルカイーダとアイリーンとの接点がまだぼやけているので、そこにも注目していきたい。

%ホームランド/HOMELANDを観る

合わせて読みたい記事