ネタバレ 2015/01/19

【ホームランド/HOMELANDシーズン1第1~2話】のあらすじ【ネタバレ注意】

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%【第1話】英雄の帰還のあらすじ

イラクで捕らえられた情報提供者から、戦争捕虜となったアメリカ人が、アメリカの敵であるアルカイーダの人間となったことを知らされたCIAエージェントのキャリー・マディソン。その重大な情報を得ながらも、彼女は命令違反の作戦を実行したためCIAの保護観察下に置かれることとなる。

10ヶ月後、CIAのテロ対策センターに異動となったキャリー。ブリーフィングで彼女が見た映像の中に写っていたものは「自分はアメリカ人だ」と言う、一人の男の姿であった。彼は2003年からアメリカ軍によりMIA(=Missing In Action:作戦中に行方不明)と認定された、アメリカ海兵隊のニコラス・ブロディ。「英雄の帰還」というニュースに皆が沸き立つが、腑に落ちないキャリーは、同じくCIAエージェントのソル・ベレンソンに協力を求め、秘密裏にブロディの身辺調査を開始する。ソルはキャリーにCIAのエージェントとして働くことを勧めた人物であり、優れたトレーナーであり、何より彼女が一番信頼する人物であった。

伸びきった髪やヒゲを整え、ドイツのラムシュタイン空軍基地から妻と二人の子供の待つアメリカ本土へと飛び立つブロディ。8年の時を経て再会し、ぎこちなくも失った8年を取り戻そうとする家族。体にも心にも多くの傷を負った男が失った8年を取り戻すには、時間が必要だった。 8年ぶりに降り立った、母国アメリカの地。戦地へと飛び立った時とはまるで違う、熱烈な歓迎で迎えられるブロディ。大勢の前で無事に帰還できたことに感謝の意を述べ、合衆国副大統領や家族と共に映像に収まる彼の指は、緊張からか不安からか、小刻みに動いていた。それはまるで、言葉にならない声を発しているようであった。

アルカイーダに関する情報を得るためブロディと接見するCIA。キャリーが提示した写真を見て、断片的に記憶が蘇るブロディ。長い間明かりのない部屋に閉じ込められ、吊るされ気を失うほどに殴られた記憶がフラッシュバックする。キャリーは彼のパートナーであり、常に一緒にいたはずの狙撃手トム・ウォーカーの不可解な死について疑問を持つが、ブロディからウォーカーは彼とともに捕虜となり暴行を受けて亡くなったと聞かされる。キャリーの上司であるデイビッドはじめ皆が彼を英雄視する中、キャリーだけは彼の動揺を見逃さなかった。そして、ブロディがカメラの前で奇妙な指の動きをしていることも。

%【第2話】トラウマのあらすじ

キャリーが「楽器で音楽を奏でるような」と形容した、カメラの前でブロディが行っていた「誰か」に「何か」を伝えているようにも思えるハンドサインらしきものには規則性が見られることはなかった。彼女の主張に懐疑的なソルだが、キャリーのために自分が知る判事からブロディに対する捜索令状を取ることに成功する。

「8年間捕虜となっていた海兵隊員の救出」という大きな手柄を手にしていたデイビッドにとっては、ブロディがその長い捕虜生活の間にアルカイーダの人間となったということは、たとえ仮説であっても到底容認できるものではない。それを察したソルは、4週間という期限のうちにブロディが敵側についているという確固たる証拠を掴めとキャリーに告げる。 ブロディは過去8年間の記憶を思い出すたびにパニックを起こすようになり、そのせいで妻であるジェシカに傷を負わせてしまう。家族それぞれが日常を取り戻そうともがく中、8年間の捕虜生活から奇跡的に生還した彼をメディアが放っておくはずもなく、絶え間なく続く執拗な取材攻勢に辟易するブロディとその家族。

そんな中、キャリーは自分の協力者でサウジアラビアの皇太子の愛人であるリンから驚くべき情報を手にする。サウジアラビアの皇太子は、アルカイーダの重要人物と会っていた。彼の名はアブ・ナジール。キャリーがブロディに提示した写真の人物、その人であった。危険な橋を渡ってキャリーに協力していたリンは、自分に身の危険が迫るようなことはしたくないとこれ以上の協力を拒むが、アブ・ナジールの出現によりブロディがアルカイーダの一員かもしれないという自身の仮説にますます確実性を見出したキャリー。貴重な情報源であるリンを危険に晒すわけにはいかないと主張するも、ブロディ救出以上の手柄を立てたいデイビッドの命令により、キャリーはリンに更に危険な仕事を依頼するのであった。

一方、ブロディ不在の間に彼の妻を支えてきた彼の親友マイク・フェーバーは、8年間のうちに彼の妻ジェシカの心の支え以上の存在になっており、ブロディとジェシカの二人の子供であるデイナやクリスとも家族同然の親しい関係にあった。失った8年はブロディの居場所を家族から奪ってしまったようだった。そんな自分の家族とマイクの雰囲気を知ってか知らずか、ブロディは彼に激昂し出て行くようにと詰め寄る。 不安定な彼の精神状態を安定させるものー祈り。それはキリスト教のそれではなかった。しかし、祈りを終えた彼の表情は晴れやかであった。まるで何か重大な決意をしたかのような。

%感想

「疑惑のアメリカの英雄」を演じるのは、イギリス人俳優ダミアン・ルイス。この役でエミー賞・ゴールデングローブ賞を受賞している。本国では舞台での出演が多いが、アメリカではドラマや映画でその演技力を遺憾なく発揮していて、ブロディの心の葛藤を実にリアルに演じている。そしてもう一人の重要な人物、「ロミオとジュリエット」でジュリエットを演じたことで一気にブレイクしたクレア・デインズがキャリー・マディソン役を務めている。「ロミオと?」の頃の彼女を覚えている人なら誰もが驚くであろう変貌ぶりで、破天荒ながらも着々と真実を突き詰めていくキャリーを見事に演じている。追うものと追われるもの。二人の行き着く先にある真実は、どんな結末をもたらすのか・・・重厚なストーリーと幾層にも重なり合う伏線から目が離せない。

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