ネタバレ 2015/04/11

【ホームランド/HOMELANDシーズン3第11~12話】のあらすじ【ネタバレ注意】

Gallery

%ホームランド/HOMELANDを観る

%第11話 不都合な存在

アランに会うため独房を訪れ、テヘランでの作戦に協力しろと迫るソル。

ブロディはジャバディにイランに亡命したいと請うが、すんなりと受け入れられるはずはなかった。ブロディは母国アメリカを裏切った人間なのだ。裏切り者が仲間になっても、今度は自分たちを裏切らないとも限らないのだ。

キャリーはテヘランへ飛び、ファラの叔父シャラジと会っていた。ファラの頼み、そしてキャリーの頼みに複雑な感情を抱きつつも協力を申し出る。

ジャバディはアクバリと面会し、ブロディについて質問を受ける。ジャバディは彼がブロディに対して甘いと言うアクバリに、信用し得る人物かどうか自分の目で確かめてはどうかと提案する。ブロディがアクバリに接近する口実を作ったのだ。

シャラジの家でアランに頼んだ協力者二人と会い、シアン化合物を渡されたキャリーはのちにジャバディと秘密裏に会い彼にその毒物を託す。ジャバディからブロディに渡し、時機を見てブロディがアクバリを暗殺する計画だ。キャリーはブロディ救出までとしたが、ジャバディはアクバリ暗殺までが任務だと言う。

ジャバディから毒物を受け取ったブロディは、その毒物をシャツの袖に隠して監禁されている建物から出て行く。アクバリがブロディの元を訪れるだろうという皆の予想を裏切って、アクバリは大きな通りを封鎖して公衆の面前で会うという。しかし、ブロディの姿を目にしたアクバリはそのままその場を離れ、部下に指示しアブ・ナジールの未亡人であるナスリン・ムグラビの家へと連行する。

息子であるアイサをアメリカによる攻撃で亡くし夫であるナジールを殺されたナスリンと、自分のしたことで家族を失った(も同然の)ブロディには、どこか似たところがあった。家を出たブロディを取り囲む群衆に対し、世界で心から落ち着ける場所はここだけだと言い、彼は拍手喝采を浴びる。

今度はイランの英雄となったブロディ。今度はアクバリ率いる革命防衛軍の広告塔となりアメリカをこき下ろす言葉を発するようになる。これが本心からなのか半信半疑のソルだったが、このブロディの言動は合衆国大統領の怒りを買った。ブロディを泳がせてジャバディを失うわけにはいかないCIAはブロディを始末する決定を下す。

そのことに気づいたキャリーはブロディを逃がそうとするが、すでに彼には追っ手が迫っていた。その手を振り切りナスリンと通じてジャバディがCIAに密通していることを暴露する。ソルが、そしてCIAが危惧していたことが起こってしまった。

しかし、ブロディは全てを話した後手近にあった鈍器でアクバリを殴りつけて気絶させ、最後は窒息させて命を奪った。彼はアクバリ暗殺を諦めていなかったのだ。

%第12話 名もなき星

ブロディから連絡を受けたキャリーはブロディ救出のため動きだす。ソルに連絡を取るものの、アクバリの手先となったかもしれないという疑念を拭えないソルはキャリーとブロディの身の安全は保障できないという。しかしキャリーはブロディと合流し隠れ家に向かう。

ソルはジャバディに連絡しアクバリ死亡の確証を得るものの、ここでブロディを逃せば自分がアクバリの後任に着く可能性が低くなると言う。さらに、二人の居場所を教えればキャリーの命だけは保障すると告げた。しかし国のために貢献したブロディを見捨てることは、ソルにはできなかった。彼は、長官代理としての最後の時間を両者の救出のために使うことを決意するのだった。

車での長旅を終え、アフガニスタンの部隊による救助を隠れ家で待つキャリーとブロディ。今まで自分が犯してきた罪を、別の罪で償うことで消せるのかと自問しているというブロディに、キャリーは自分が妊娠4ヶ月であることを告げる。

外が騒がしくなったのを聞き、迎えの部隊が来たと隠れ家を出るが、それはジャバディが送った革命防衛軍の部隊であった。ソルに連絡するが、これはソルの下した判断ではなかった。誰かがジャバディに二人の居場所を密告したのだ。

大統領命を受け、これを実行したのはロックハートだった。彼はソルに言った。これが最善の策なのだと。ソルの功績を守り、ジャバディをCIAの協力者として使うのに、やはりブロディという存在は障害なのだった。仲間の命を切り捨てる彼に怒りを隠さないソルだったが、ロックハートが長官に就任した以上、彼にできることはなかった。

ジャバディと面会したキャリーは、ブロディの処遇を聞いて唖然とする。裁判にかけられた彼は、朝早くに絞首刑に処されるという。彼は平穏な最後を邪魔するなと言うジャバディに頼み込み電話で話すキャリーだったが、ブロディの声は穏やかであった。そして彼は彼女に対し、刑の執行を見に来るなと言った。

しかし、シャラジと共にまだ暗い中ブロディの最後を見届けるため広場にやってきたキャリー。首から吊るされ、もがき苦しむブロディの名を呼び続けるキャリー。彼はアラーの元へ召されたのだった。

4ヶ月後、南の島でミラは夫の功績を知る。ジュネーブでの国際会議で、イランが自国の核施設の立ち入りを条件付きで許可したという。これは紛れもなくソルの、そして多くのCIA職員の努力と忍耐、そして犠牲の賜物だった。そのためにキャリアを棒に振ってしまったと言うソルは笑顔を湛え、穏やかだった。

電話をしたが返事がないとソルが言った通り、キャリーは妊娠中ながらも忙しくしていた。ジュネーブでの快挙とも言える出来事を喜び合う彼女とロックハート。長官となったロックハートはキャリーにイスタンブールへ支局長として赴任することを提案し、彼女も快諾した。しかし支局長として働く事と生まれてくる子供の母親になる事を両立することはできないとピーターに不安を吐露する。

生まれ来る子供のためにと、キャリーの父と姉はたくさんの物を持ってキャリーの自宅を訪れるが、キャリーは子供に愛情を感じない、それどころか恐怖に感じていることを話し、子供は育てられないと言った。それを聞いて自分が育てると言う父。

年に一度殉職者を追悼する式で再会したソルとキャリー。ビジターと書かれたソルのバッジを見て、ロックハートは間違っていると言うキャリーに、もう終わったことなのだと言うソル。その顔には、慈しみが溢れているようにも見えた。ずっと一緒にやってきた二人が、違う未来へと歩んでいく。

ブロディも追悼されるに価するというキャリーの主張を退けたロックハートへの小さな反抗か、キャリーは殉職者の星をひとつ、そっと書き加えた。ニコラス・ブロディも、その命を国に捧げた英雄だった。

%感想

国を裏切り、一度はアメリカの敵となったものの、今度は再度アメリカのために体を張ったブロディを最後まで信じ続けたキャリーの目の前で死刑になって死んでいくブロディ場面を見るのはとても辛かった。緊迫した状況の中、疑心暗鬼になりながらも最後はキャリーを信じ抜いたソルと彼女の絆の強さを改めて感じ、そして大義のためには小さな犠牲をいとわないという人間たちの冷酷な判断との対比が際立っていた。ブロディを失い、母となることへの不安でいっぱいのキャリーと、ソルの抜けた大きな穴をCIAがどのようにして埋めていくのか・・・シーズン4が楽しみである。

%ホームランド/HOMELANDを観る

合わせて読みたい記事